英国で法人を設立し運営する場合、確認書(Confirmation Statement)の提出は必須の法的義務です。この手続きは、会社の基本情報を正確に更新し、Companies Houseに報告することを目的としています。本記事では、確認書の基本概要、提出手順、よくある疑問について詳しく解説します。
確認書(Confirmation Statement)とは?
確認書は、会社の基本情報を年次ベースで更新し、Companies Houseに提出する法的手続きです。この手続きは、以前の「年次申告書(Annual Return)」に代わるもので、会社の登録情報が正確であることを証明します。
確認書の目的
- 会社情報の維持
株主構成、取締役、会社の登録住所などの情報が正確であることを保証。 - 透明性の向上
英国の企業登録制度に基づき、公開される情報の信頼性を確保。 - 法的義務の履行
確認書を提出しない場合、罰金や会社登録の取り消しといったペナルティが科される可能性があります。
確認書に含まれる情報
1. 登録住所
- 会社の公式な連絡先住所。
2. 株主および持株情報
- 各株主の名前、住所、保有株式数。
3. 確認日(Confirmation Date)
- 確認書を提出する基準日。この日までの情報を更新します。
4. SICコード
- 会社の事業活動を示す標準産業分類(SIC)コード。
5. 人事情報
- 取締役や会社秘書官(該当する場合)の詳細。
確認書の提出手順
1. 情報の確認と更新
- 現在の会社情報を確認し、必要に応じて更新。
2. 書類の準備
- 更新が必要な場合、すべての関連書類を用意。
3. Companies Houseへの提出
- オンラインまたは郵送で確認書を提出。
- オンライン提出は迅速で便利。
4. 提出期限の確認
- 確認書は、前回の確認日または設立日から12か月以内に提出する必要があります。
提出費用
- オンライン提出:£13
- 郵送提出:£40
費用は手続きの種類によって異なりますが、オンライン提出の方がコスト効率が高く、迅速です。
確認書に関するよくある質問
1. 提出期限を過ぎた場合の対処法
- 提出期限を過ぎると、Companies Houseから催促通知が送付されます。
- 長期間未提出の場合、罰金や会社登録の取り消しが行われる可能性があります。
2. 情報が変更されていない場合でも提出は必要?
- はい、情報に変更がない場合でも、確認書の提出は義務です。
- この場合、以前の情報が正確であることを確認するだけで済みます。
3. 提出が必要な情報にミスがあった場合はどうする?
- 提出後に誤りが判明した場合、速やかに修正手続きを行うことが重要です。
OFFSHORE22のサポート内容
確認書の提出をスムーズに進めるため、当社では以下のサービスを提供しています:
- 情報更新の代行
登録情報の確認と必要な更新を迅速にサポート。 - 提出代行
Companies Houseへの提出手続きを完全代行。 - 期限管理サービス
確認書の提出期限を監視し、期限切れを防止。 - 追加サポート
提出内容に関する修正やコンプライアンス管理を支援。
まとめ
確認書(Confirmation Statement)の提出は、英国で法人を運営する上で欠かせない重要な手続きです。法的義務を履行することで、会社の信頼性を維持し、ペナルティを回避できます。OFFSHORE22では、確認書の提出からコンプライアンス管理まで包括的なサポートを提供し、お客様のビジネス運営をスムーズに進めるお手伝いをいたします。
確認書の提出や法人運営に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。